一話だけは…シリアスで行かせて…
後…口調が大人過ぎるは無し(爆)
何かに似てるってのも無し(ぉ
私はこれの原案が出来た後、知らずに2をやったんです。
0+の後に…変?
シスターパニック!?〜七人の妖精編〜
〜外れた楔と繋がる絆〜
十二月二十四日…他と変わらずここでもクリスマスは行われていた
「お母様、祐一お兄様が引っ越してくるって本当ですか?」
「ええ、そうよ。今年中には引っ越してくるって連絡をもらったわ」
出来あがった料理達を運びながら佐祐理は聞く
「え? お兄さんが来るんですか?」
初耳な美汐が尋ねる
「前に姉さんから電話があって、自分たちの転勤と進学の都合から家の養子になるそうよ」
その願いをあっさり了承した秋子が微笑む
「祐一お兄ちゃんが…来るんだ…」
リビング越しに皿を受け取っていた名雪はそれを聞き、つぶやく
その顔を少しだがほころばせながら妹達が待つテーブルに向う
「じんぐるべー、じんぐるべー…うぐぅ、この後なんだっけ?」
「馬鹿ね〜、鐘が鳴るに決まってるでしょ…鈴だっけ? あぅーっ…どっち?」
リビングに飾られたツリーと窓から見える降りつづける雪を見てあゆと真琴が言う
「どっちでも良いんじゃないですか? 楽しければ…」
栞が目の前に鎮座する大きなケーキを見つめながら二人に言う
「…賛成」
姉を手伝おうか? でも料理が気になるし…
舞は2つに視線を行き来させながらつぶやいた
「あっ、そう言えばサンタさんは来るのかなあ?」
「あぅー…来る…と良いなあ」
「あははーっ、みんなが絶対来て欲しいって思えばきっと来てくれますよ」
料理の乗った皿をテーブルに置いて佐祐理が言う
「あゆちゃんは何をお願いする?」
料理を運び終わり、席についた名雪があゆに聞く
「うぐぅ…お兄ちゃんっ! ボク、お兄ちゃんが欲しいよ」
あゆが顔を輝かせて言いきった
「そうですか…じゃあお祈りしましょうね」
美汐が微笑んであゆの頭をなでる
「佐祐理、美汐、外からそろそろ持ってきてください」
「はい、お母様」
「行きましょう、佐祐理姉さん」
二人は席を立って玄関に向う
この地では下手に冷蔵庫に入れるよりも外のほうが冷たい、
飲み物を冷やすには外のほうが良かったりもする
今回はシャンパンが冷やしてあるのだ
「お兄様、準備は良いですか?」
「寒い…早くしてくれ」
そろそろ限界だろう。いくらこの格好をしているからと言っていつまでも外にはいられない
中に入ったとしても服の間に入った雪が冷たいのは変わらない
「もう少しですから…シャンパンの栓が抜ける音がしたらリビングのドアを開けてください」
「わかった」
俺は美汐に答えてゆっくりと音を立てないように玄関に入る
「じゃあ行ってきます」
「二人とも、危ないから蛍光灯には向けないようにね」
『はいっ』
秋子の言葉に佐祐理と美汐は答えて栓に手を添える
ぽんっ!!
2つの軽快な音が部屋に響く
『メリ〜クリスマ・・』
「メリ〜クリスマスっ!!」
全員の声を遮って大きな声と共に祐一サンタが部屋に入ってきた
「うぐぅっ!?」
「あぅーっ!?」
あゆと真琴は怯え、
「…誰?」
「あっ、サンタさんだよ〜」
「あらあら…本物かしら?」
「きっと本物ですよ〜」
「まだわかりませんよ」
本当のことを知っている二人に加えて舞と名雪、秋子は冷静だった
「ほうら、良い子達にプレゼントを持ってきたぞ」
丁寧にもひげにつけたボイスチェンジャーでしわがれた老人のような声にしている祐一サンタが
抱えた袋からいくつもの包装された箱を取り出す
「あぅ? プレゼント?」
「漫画が好きな真琴には…これだ」
小さ目の箱を渡す
「たい焼きの好きなあゆには…これ」
「おっきいよ〜っ、うぐぅ、ありがとう」
大きさの割には軽いそれを持ったあゆはよろけるようにしてソファーに座る
「栞にはこれを」
祐一サンタは大き目の箱を渡す
「本物のサンタさんです〜、ロマンチックですっ」
プレゼントそっちのけでじっと祐一サンタを見つめる栞
「舞にはこれだ」
あゆと同じく大き目の箱を手渡す
「…ありがとう」
その目は何か懐かしいものに出会った目をしている。勘の鋭い舞はサンタが誰か気がついたようだ
「ねぼすけだけどがんばっている名雪にはこれだ」
大きさよりも重い箱を手渡す
「サンタさんから直接もらったのは初めてだよ〜」
名雪はその顔を緩ませてそれを受け取った
「美汐が欲しいものはこれじゃないのか?」
「あっ…なんで知ってるんですか?」
手渡された重いものを開けた美汐がつぶやく
「開けても良い?」
聞いてきた真琴達に頷く祐一サンタ
「…図書券? やった〜っ、マンガが沢山買えるっ」
祐一サンタが自腹を切ったプレゼントのうち、一万円の図書券を手にして真琴が叫ぶ
「たい焼きだ…ふかふかだよ〜っ」
優に一Mはある巨大なぬいぐるみを抱えてあゆは喜んでいた
そのうちかぶりつきそうな喜びようである
「うわあ…スケッチセットですぅ」
栞はスケッチブック、全種の濃さがそろった10本づつの鉛筆、紙を傷つけない消しゴム、
その他諸々のセットを手にとって体全体で喜びを表す
まるでどこぞの『なのなの』少女のようだ
「アリクイさん…かわいい…」
ぎゅむっっと力いっぱい巨大ぬいぐるみを抱きしめる舞、その顔はふだん見られない純粋な笑顔である
「ねこ〜、ねこ〜」
名雪は既に暴走しかかっていた
プレゼントされたのは猫をかたどった置時計、しかもアラームの変わりに泣き声が出るやつである
アラームをあわせて聞こえてきた声に名雪は驚き、その後こうなったのである
「ふふっ、…これでまた知識が…」
欲しかった万葉集裏話(総P800を超えている)を眺めてつぶやく美汐はそこはかとなく妖しい
「あははーっ、佐祐理にもくださるんですか〜?」
「勿論、これだ」
祐一サンタがそう言って袋に手を入れたとき
「うぐぅ・・ありがとうっ、サンタのおじさんっ!」
あゆの声が響いた
「おっ、おじさん…ぐはっ」
祐一サンタはショックで付け髭を落としてしまった
「あれ? どこかで見たような気がするよ」
名雪がつぶやき、その顔が輝く
名雪よりも先にそれに気がついた真琴は行動に移った
「祐一お兄ちゃんだっ!!」
「うぉっ!?」
図書券をその場に置いてダッシュで祐一に突っ込む
よろけながらもそれを支えようとした祐一
ずるっ
「おろっ?」
「お兄様っ!?」
ごすっ
「ぐはっ…」
落ちたひげに足を滑らせ、祐一は開けたままだったドアに頭をぶつけて気絶した
「うぐぅ…お兄ちゃんどうしたの?」
「…どうやら意識を失ってしまったようですね」
病院系のドラマにはまっている栞が祐一の手を取って言う
「あぅー…大丈夫かな?」
「お母様、お兄様は佐祐理が付き添います。みんなで食事を始めてて下さい」
「わかったわ。お願いね?」
「はいっ」
美汐に手伝ってもらいながらとりあえず近くの部屋に入り、布団を敷いて寝かせる
「美汐も行って来て良いですよ」
「…わかりました」
美汐はそれに頷いて部屋を出る
「ううっ…」
「お兄様?…寝言ですか…?」
佐祐理はその声に反応して祐一の手を取る
「俺は…おじさんを…」
つぶやく祐一の顔が苦悩にゆがむ
「お兄様…まだ…引きずってるんですね…」
佐祐理は握る手に力を入れる
「…佐祐理?」
「目が覚めたんですね?」
手が暖かい…これは…
俺はゆっくりと目を開ける
映ったのは記憶よりも大きくなった佐祐理の姿
「俺は…そうか、真琴に体当たりされた後…痛っ」
後頭部に手をやると佐祐理が体を近づけてさすってくれた
自然と佐祐理の顔が俺の顔に近づく
「お兄様…」
「ん?」
自分の頭をさすってくれている佐祐理に答える
「まだ…気にしていらっしゃるんですね?」
俺にはそれだけでわかった
「…俺がここにいる理由だからな…」
「そんなっ、そんなことっ、お兄様は自身の意思ではなく、
縛られた運命として私達に優しくしていると言うんですかっ!?」
体を離し、正面から俺を見つめて語気を荒げる佐祐理
「それは…だけど、俺がおじさんの死の原因なのは確かだろ?」
俺は忘れ様も無いあの過去を思い出す
七年前の春
いつものように俺は水瀬家に遊びに来ていた
ある日のこと、俺と佐祐理、舞、真琴とおじさんとで散歩に行くことになった
その当時、あゆはまだ4ヶ月でお腹の中だったし、栞も危なくて出歩かせてはいなかった
名雪と美汐はそろって栞の面倒を見るために家に残っていた
その辺を歩いて回り、近くの丘に来たときのことだった
「あぅーっ、…お花…」
おじさんに手を引かれていた真琴がつぶやく
視線の向こうにある崖の先に幾つもの花が咲いていた
その種類はわからなかったが、春らしい綺麗な花だった
「真琴、欲しいのか?」
俺は近くに寄って聞いてみる
「うん…欲しい」
「真琴、あそこは危ないから…あきらめなさい」
おじさんが真琴をたしなめる
「あぅーっ、欲しいのっ」
真琴は言うことを聞かずに駄々をこねた
「真琴はこうなったら聞かないですからね〜」
「おじさん、俺が行って来るよ」
「危ないからやめなさい」
「大丈夫だって、子供の体重だったら崩れることも無いだろうから」
俺はおじさんの言葉を制して言った
納得いかないようだったが俺は構わず足を踏み出す
湿った土が足跡を残す
「お兄様、気をつけてくださいね」
佐祐理の声に手を振りながら1歩1歩近づき、
「やった。取ったぞ・・っ!?」
真琴に見えるように手を掲げたとき、地面が揺れた
「祐一君っ!?」
俺の視界が下がっていく…落ちるのか?
がくっ
「おじさん?」
今にも落下するところだった俺の手を駆けつけたおじさんが掴んだ
「しっかり捕まって」
「うん…」
恐怖にとらわれた俺はそれしか言えなかった
だが先日の雨で緩んだ地盤はそれを許してはくれなかった
「お父様っ!」
佐祐理の声と同時に崖が崩れる
「くっ!」
俺とおじさんは10M以上下に向って落下していった
どすっ!
「ぐはっ…え?」
息も詰まるような衝撃、だけど…こんな程度のはずは…
俺はすぐにその原因に気がついた
「おじさんっ!」
そう、おじさんが俺と地面の間に入って俺への衝撃を薄めたのだ
「よかった…無事ですか?」
仰向けに倒れていたおじさんがつぶやいた
俺はおじさんに近寄ろうとするが体が痛く、思うように動けなかった
「俺はなんとか大丈夫…おじさんは…っ!?」
俺は見てしまった…茶色い土がゆっくりとだが赤黒く染まっていくのを…
「佐祐理っ、救急車をっ!」
「はっ、はいっ」
上にいた佐祐理に叫ぶことしか軽減されたとは言え、崖から落ちた俺には出来なかった
その後、迂闊にも俺は意識を手放してしまった
しばらくして偶然出会った散歩中の大人に事情を話し、
救急車を呼んでもらったという事を目覚めた病室で聞いた
「おじさんっ!」
痛む体を無理やり動かしておじさんの病室を目指す
「今夜が・・・峠?」
俺にはその言葉が鋭い刃物となって襲いかかってくるように感じた
出血多量と全身打撲
おじさんの意識はあったがその命は死線をさまよっていると言う
廊下に出てきた医師からそう宣告された
「俺が…俺が…」
その場に崩れ落ちた俺を支えたのは名雪と美汐だった
「お兄ちゃんは悪くないよっ。絶対にっ」
「そうですよ…お父さんだって…祐一お兄さんを助けて後悔はしてないはずです」
二人とも…事故のショックで顔色は悪く、震えているのにそれでも必死で支えてくれる
俺が…こんなでどうするんだ?
佐祐理は…真琴と栞を抱きしめ、なだめつづけている
「あっ、お母さん」
病室から秋子さんが出てきた
秋子さんは…強かった…
報告を受けたときは驚いたようだが事情を聞き、すぐさま落ちつきを取り戻して
病院へと駆けつけた。激しすぎる感情の揺れは赤ん坊に良くないと知っていたからだろうか?
いや、そうじゃない。自分が動揺したら誰もが崩れることを知っているからだ
「祐一さん、あの人が…話があるそうです」
そんな秋子さんが言った
「わかりました」
俺は交代するようにして病室に入る
「あの人が…最後に話すべきなのは…あなたですから…」
秋子さんのつぶやきは俺には届かなかった
「祐一君、ですか?」
「はい…」
「そばに来てください」
自分ではもう体を満足に意思通りに動かすことすら出来なくなったおじさんが言った
ぎゅっ
俺が差し出した手を痛いぐらいに握り返してきた
「祐一君…よく聞いてください」
「はい…」
「恐らく、私は持ちません」
「っ!? おじさんっ!?」
「ですが、一つだけ…いやたくさんかもしれませんね。君にお願いがあります」
「俺に出来ることなら」
その手を握り返しながら俺は言いきった
「私がいなくなったら秋子と娘達だけになってしまうから…君に…守って欲しい」
「守る?」
「そう…今からじゃなくても良い…いつか必ず、娘達のうち誰か一人でも幸せにして欲しい。
一人でも幸せになれば…他の娘達も希望を持てるでしょう…もう私ではそれすらも出来ない。
祐一君、君にはたった一人でも良い、娘を幸せにしてやってくれないですか?」
「だめですよ」
「祐一君?」
俺は涙ぐみながらも無理やり笑顔を作って言う
「おじさんが無事なら佐祐理たち全員を幸せに出来るんでしょう?」
「それは…ええ、命を賭けてでもそうなるように努力します」
「なのに俺には一人で良いと言いましたよね? 俺は…そんな小さい人間ですか?」
「え?」
ベッドのおじさんの顔から一瞬、苦痛が消える
「おじさんが…命を賭けてまで大切にしたい彼女達を俺に託した。
でも俺は一人しか救えないような器しか持たないって言うんですか?」
「祐一君…君は…」
「約束…いえ、盟約しましょう。おじさん…俺は…相沢祐一は彼女達全員を幸せにします」
「祐…一…君…、ありがとう」
おじさんの顔に苦痛が戻ることは無かった
「だから安心して治す事を考えてくださいよ」
俺はその意味を悟って涙を落とす
声も震える
おじさんの体が…苦痛そのものを感じなくなってきたのだ
「ええ…安心して眠れます…祐一君…最後に…義務にしないでください。
それは君も…娘達も傷つくことになる…」
「おじ…さん…」
「たのみ…ましたよ・・・」
「おじさん?…おじさんっ!?」
俺の握った手からゆっくりと生命の暖かさが消えて行く
「だめだっ、だめだおじさんっ」
俺の叫びもむなしく…おじさんは覚めることの無い眠りについた
その後のことはよく覚えていない
気がつけば両親ともどもこの地を立っていた
今考えれば当たり前の話だ
ただ…泣きじゃくる彼女達の姿は…忘れられなかった
引け目をやはり感じていたのだろう
両親はそれからこの町に来ることも無く、俺が一人で行くことも許さなかった
そして七年が過ぎ、海外出張が決まった父と、俺が内緒で受けた大学通知を前に
両親は俺の水瀬家への養子の案を承諾した
そして俺は…この地に戻ってきたのだ
「お兄様は…義務で佐祐理達と一緒にいるというんですか?」
俺の独白に佐祐理は震えた声で答える
「そうだ…いや、そうでなくてはいけないんだ。そうでなかったら…公平じゃない。
佐祐理たちにとって俺は特別過ぎる…佐祐理たちが本当の幸せを得るためには、
俺が自分自身で佐祐理たちに異性として接してはいけないんだ。兄として…見守る以外には…」
「それは違いますっ!」
「佐祐理…」
俺は呆然として佐祐理を見つめる
「お兄様…佐祐理たちは事故のことを恨んだりはしてません。
佐祐理も、妹達も、みんな納得してくれています」
「だけど…」
「認めて下さらないんですか? 佐祐理たちの、お兄様への思いを…。
お兄様は私達を否定するって言うんですか?」
「それは…良いのか? それで…」
俺はまだ踏ん切りがつかなかった
「良いんですよ。口には出してなくても、みんなお兄様のことを信頼しています。
お兄様が…盟約を果たすのが自分の役目だと言うなら、この思いを受け取ってください」
中と半端な答えは許されない、これはその意味を持っていた
「……わかった。俺は…受けとめる。そして佐祐理たちを全員幸せにしてみせるっ!
いつまでかかるかはわからないけど…」
俺は決心を固めた
「それで…良いんですよ。佐祐理達も…お兄様の思いを受けとめますから…」
佐祐理はそっと俺の頭を抱えて包み込むように抱いた
その暖かさと、思いとが俺に染みてきた
「佐祐理…俺は…俺は…」
俺は、七年溜めこんだ感情を押さえることが出来なかった
「たまには…頼ってくれても良いんじゃないですか?」
「ありがとう…ううっ…うぐっ…うわわわぁぁぁっっ」
俺は、七年抱えた心の暗闇を…新しく見つけた光で洗い流した
「祐一さん…がんばってくださいね」
祐一の帰りを待つと決めた娘達の意見を尊重した秋子は
扉越しに聞こえる会話に涙を浮かべながらつぶやいていた
続く
後書き
ユウ「長いし、シリアスは終わったので区切ります。次からは…」
名雪「次からは?」
ユウ「決まっていようっ! 次はこの後のおそめのクリスマスの夜からスタートっ!
オールスターによる萌えが祐一を襲うっ! 暗闇を無くし、心から彼女達を大切に
出来るようになった祐一は何を見るのか!?(笑)」
名雪「今度は出番があるよね?」
ユウ「次かどうかはともかく、名雪メインはあるぞ。遠慮が無くなる話が…」
名雪「そうなんだ。次はいつ?」
ユウ「う〜ん、微妙だ…明日(2001・1・18)から単位認定のテストだからな…時間はあるが」
名雪「集中できないかも…かな?」
ユウ「いや、嫌なものの後は暴走しやすい(笑)。確定ではないが…」
名雪「がんばってよ?」
ユウ「ああ、両方ともな…お前達という命を生んだ以上…幸せにする義務が俺にはある。
いや…こう言っちゃいけないか? お前達を幸せにしたい、じゃないとな」
名雪「うんっ♪」
二人『でわでわ〜っ♪』