カノン大戦α
〜戦場を駆ける奇跡〜
第十九話
〜鈴の二重奏〜
往人さんたちを収容後、第2新東京市へと向かっていた
「使徒…ですか?」
「ああ、俺も詳しいことは知らされていない、
というよりネルフは教えてくれなかったんだがな…」
往人さんから謎の巨大な敵やそれに対抗するエヴァンゲリオンというものについての話を聞いた
両者とも単体で高い攻撃力と、守備力を誇るとの事だった
「艦長、ロンド・ベル隊ブライト・ノア艦長より通信です」
「はい、写してください」
メインモニターにブライト艦長が映る
『何はともあれ無事で良かった。大体のことはライディーズ少尉から報告を受けている。
預かる変わりといっては妙だが、君達に頼みたいことがある』
「俺達に出来ることなら」
戦闘の直後、ショウとマーベル、そして一緒に飛ばされてしまったらしい
知り合いの数人がグレイファントムに接触してきた
俺から事情を説明し、納得したのか地上での行動に関しては任せたいといわれている
ブライト艦長の言葉は正直ありがたいものだった
なんたって俺達はまだまだ軍人としては未熟なのだから…
『うむ、実は私達は特務機関ネルフから南アタリア島へと
輸送中のエヴァンゲリオンの弐号機を警備しろとの命令が出たのだが、
先の戦闘中、二機のガンダムの襲撃によってかなりの損害を出してしまったのだ…』
モニターのすみに内一機は見覚えのある二機のガンダムが映る
浩平と戦いを繰り広げ、舞が逃がした相手だ
ネルフのほうへと意識が向いているときに奇襲され、数分で退却されたようだ
『そこで現在降下してくるリガミリテリアのリーンホースJrと合流し、
補給と修理を行いたいのだ。君達には私達の代わりに護衛を頼みたい』
「ブライト艦長、俺は祐一達と一緒に行っても良いですか?」
『国崎君か…南アタリア島には君の知り合いがいるんだったな?』
「はい、だめでしょうか?」
『相沢少尉達は構わないかね?』
「もちろん構いませんよ」
俺は笑顔で答える
『わかった。そうだ忘れるところだった。天野艦長、報告書および私の推薦も含め、
正式に極東支部から大尉への昇格の辞令が出ている。次に合流したときに辞令書を
直接渡せると思う。これからもがんばってくれ』
「…はい、わかりました」
自分の昇格に驚いて返事が遅れる美汐
「艦長、私や甲児たちはそちらに戻ります」
『了解した。合流ポイントはおって通達する。
それでは頼んだぞ。無事で合流できることを祈っているよ』
通信は終わった
「さてと、ライ気をつけてな」
「それはこっちのセリフだ。謎が多いネルフの事だ。何があるかわかったもんじゃないぞ」
「なんとかなるだろ」
往人さんがそう言うとライは飽きれた顔で格納庫に向かった
数十分後、ライ達が出発した
「本艦はこれより輸送艦隊の護衛のため、南アタリア方面へと向かいます。
エンジン出力全開。目標地点に向かってください」
そして…南の地への旅が始まる
〜第2新東京市〜
「碇、良いのか? エヴァの乗っていない艦隊を向かわせて…」
「問題無い。あの艦には二つの鈴がある。二つあるならば確実にアレは来る」
「そうか…、三つの鈴のうちの二つがか…」
「海ですね〜…」
「海だな…」
「うぐぅ…キラキラしてるよっ」
「あぅーっ、まぶしいよぉ…」
「でも…すごいきれいです…」
「本当ね…」
「…美坂のほうが、ごふごふっ」
「…?」
俺達は眼下に広がる海原に見とれていた
点在する島々、広がる海
何度見ても見とれてしまう…
「あっ、あれじゃない?」
名雪の声にそちらを向くと小さいが艦隊が見えた
「そうだろうな。よしっ、護衛の準備だ」
自分の頬を叩いて気合を入れる北川
そして護衛艦隊に到着、相手艦長からさんざんいやみを言われたが
追い返されるようなことはなかった
自分達の働きを報告させるためだろうか?
しばらく静かな時が続く
だが…轟音が周囲に響く
「…? 艦長っ! 護衛艦隊周辺に水中衝撃波を確認しました。
艦隊からの魚雷発射も同時に確認しています。援護要請は出ていませんが…どうしますか?」
「援護要請が出ていない? 軍人の意地ですか…そうも言っていられませんね。
各パイロットに出撃命令、状況を確認の後その場で対応させてください」
敵は水中らしい、俺のゼロと北川の弐式、舞のサーバインと往人さんの零式に加え、
あゆは水中用装備へと変え、一人水中を進む
「謎の敵か…アレは…なんだ?」
「この感じは…祐一、敵は使徒だっ!」
「使徒? あの話にあったフィールドを持つ敵ですか?」
往人さんに聞き返す
「ああ、どんな形かはし知らんが…」
そのときゼロのモニターに、艦から出てきた真紅の機体が映った
『援護なんて要らないわっ! あんたらはそこで黙って見てなさいっ!
ここはこのアスカ様が片付けてあげるわっ!』
「なっ、なんだあ!?」
いきなり響いた声と映った姿とに驚いた
歳なら14,5ぐらい、強気な表情、というか真琴を
10倍生意気にした感じがした少女だ
コックピットみたいな場所にいるところを見るとあのロボ?のパイロットなのだろう
「そうは言っても…」
「祐一君っ、何か来るよっ…うぐぅっ!? おっ、お魚っ!?」
俺の言葉をさえぎってあゆが叫び、
それに続いてゼロの真下から水柱が上がる
「うぉっ!?」
避けた場所に魚がはねるように飛び出てきた使徒
確かに魚の姿っぽいがでかいぞ…
しかし…あゆを無視して俺を狙ったかのような行動だ
『私にかかればこれぐらいっ!』
「単身で? 無茶だっ」
俺が止める間も無く、アスカは落下する使徒に向けて
甲板に立ってカッターのようなものを突き出す
『効いてないの? きゃぁっ!』
アスカの攻撃は敵のフィールドに阻まれ、はじかれた
逆に使徒が落下したときの水によって水中に落ちてしまった
『いったぁ〜っ、まったくなんでこのエヴァには水中用装備が無いのよっ』
アスカのうめきが響く
「ここは俺達に任せて退却しろっ」
『退却〜? 冗談じゃないわっ! なんでそんなことしなくちゃ行けないのよっ』
往人さんに反対するアスカ
「君の今回の任務は無事に弐号機を輸送することだろう?
下手に破損させてあのヒゲ親父に文句を言われても良いのか?」
『ヒゲ?…もしかして碇指令?…ぷっ…そうね。
それに…そうまで言うんだからあっさり決めてくれるんでしょうね?』
「ああ、任せておけ」
往人さんの言葉にしょうがないわね、といった感じでアスカはおとなしく引き上げられた
その間、使徒はなぜか俺のほうに突っ込んできていた
「っと…なんで俺に向かってくるんだ?」
「…飛んでますからゼロが餌に見えるんでしょうか?」
「冗談ならつまらないぞ、キャニー…っ!」
再び飛びあがってきた使徒を避ける
「俺じゃなくて良かった…」
「北川、魚嫌いなのか?」
聞こえたつぶやきに聞いてみる
「ああ、…昔あたってな…」
そっか…
「祐一っ!」
「往人さん?」
「その使徒はお前を狙っている、そこでだ。水中攻撃に長けた月宮の攻撃で上へと飛ばし、
飛んだ方向によって俺か川澄、北川の誰かが使徒を切り裂く。これでどうだ?」
動いている以上、どっちに飛ぶかはわからないか…
「じゃあ佐祐理さん、護衛艦隊をシールドで波から守ってやってくれないか?」
俺はそう提案する
「わかりました。真琴さん、運んでくれますか?」
「良いわよっ、じゃあ乗って」
真琴に運ばれて護衛艦隊の内、一番使途に近い艦に到着する
「準備できたよっ」
「こちらもです」
「わかった。祐一、北川、舞、準備できたか?」
「こっちは何時でも」
「…同じく」
気が進まないのか北川の声は沈んでいる
「…(コクッ)」
「よしっ、月宮、波を起こしすぎない程度に吹き飛ばしてくれ」
「うぐぅっ、了解っ!」
あゆの返事の後、爆発音が響き、水柱が上がる。
そして使徒の巨体が舞い上がった
近いのは…北川!?
「行ったぞ北川…北川?」
北川のほうを見るとうつむいている
「魚は嫌だ、魚は嫌だ…魚は…嫌だあああぁっっ!!」
明らかに血走った目で使徒を見据えると北川は思いっきり使徒を殴り飛ばした
その攻撃はフィールドにはじかれたものの、さらに上空へと使徒は舞い上がる
「ぐはっ! そんなに…嫌いなのか?」
使徒は弐式よりもかなりでかい。グラビコンシステムがなければ不可能な芸当だろう
それにしたって弐式もかなりの反動で下に吹き飛んでいる
飛ばされた使徒に近かった舞が向かう
「力を感じる…そこっ!」
舞は剣にオーラ力を集中させると、白刃となって加速し、
すれちがいざまに剣を振るう
それは使徒の張ったフィールドを切り裂いて使徒を
きれいに二枚おろしにすることに成功する
切り裂かれた部分に赤い玉を見たような気がした
落下する使徒、そして起きる波
艦隊を襲ったその波は佐祐理さんの張ったシールドによって阻まれ、たいした被害は生まなかった
「はんっ、なかなかやるじゃない。あの魚嫌いは別だけどさ…」
アスカは弐号機の中でつぶやいた
その後、使徒の回収(ネルフからの命令の中に確保できる限りのサンプルを、とあった)
を行い、近くの島で装備の交換や機材の受け渡しを行っていたときである
「艦長っ! こちらに接近するザンジバル級艦の反応を確認しましたっ!」
「っ!? 各パイロットに通達っ! 至急迎撃に移るよう言って下さい。
護衛艦隊には戦闘範囲からの脱出をっ!」
「了解っ!」
「ぐはっ、…休む暇も無いな…」
あゆの機体が通常の装備に戻されたのを見ていたときにその連絡がきた
愚痴を言ってもしょうがないのでゼロを発進させる
敵は反対側の島に陣取り、MSを展開させていた
「キャニーっ、敵データ照合っ!」
「了解……敵MS構成はケンプファー、リック・ドムU、ザク改、グフといった具合です」
「そうか…名雪、真琴、舞、一緒に来てあの艦を叩いてくれるか?」
「わかったよ」
「任せてっ」
「…了解」
後方からあゆの援護射撃が始まったのを確認して加速する
「そんなビームなんてっ」
リック・ドムUから飛んでくる拡散ビームをはじきながら叫ぶ香里
ビームが効かない事に気がついた敵がバズーカを構えるが
「よそ見は厳禁ですよっ!」
海面すれすれを飛んできた栞のアームビームガンがその腕を撃ちぬく
動きが止まり、そのまま香里のビームライフルによって残骸と化す
コーティングを持つ香里がおとりを勤める作戦だったのだ
「香里っ!」
「きゃあっ」
北川の声に前を見ると空中のスーパーガンダムにショットガンが迫っていた。
だがとっさに身を投げ出した北川がそれを防ぐ
『今のを防ぐとは良い機体だな』
五機のケンプファーの一機からの通信が入る
「…手加減できる相手ではなさそうですね…みなさん気をつけてくださいっ!」
『了解っ!!』
あゆ、香里、栞、北川、佐祐理の5人はそれぞれに近い機体へと向かう
「サブメガ粒子砲1番2番連続発射っ! ミサイルを合間を縫って撃ちこんでください。
相沢少尉達の動きは確認していますね? 当てないようにしてくださいよっ」
爆音と光がブリッジに届く
「生活区画3番が損傷っ。消火班を向かわせますっ」
「武装と強度ではこちらが上のはずですっ! メインメガ粒子砲発射準備!
……メインメガ粒子砲一斉発射っ!! 周囲への索敵も怠らないでくださいっ」
モニターに映る戦況にすばやく目を通し、正確な号令を出していく美汐
「グレイファントムからの援護に合わせて一気に接近するぞっ!
…っ!? みんなっ、避けろっ!」
四機がその場から離れると山間から何かが飛んできた
「データ確認っ。山間に敵砲撃MSザメルを確認っ! 機数は三機ですっ」
「あんなところに!? 舞、名雪、二人は先に行って艦を叩けっ。真琴、行くぞっ」
「うんっ」
「気をつけて…」
「あぅーっ、がんばるっ」
二回目の射撃を避けて二手に分かれる
「おらおらぁっ、そんなことじゃ俺を落とせないぜっ!」
北川は叫びながら敵のバズーカを避ける
「っ! グラビティ・ウォールっ!」
展開した壁でリック・ドムUのサーベルを阻む
「そんなんで貫けるかっ! ふんっ!」
北川はリック・ドムUの腕をつかむと勢い良くケンプファーに投げつけた
重さと衝撃で弐式の足元が沈む
「俺とあたったことを後悔する暇は無いぞっ! マキシブラスターっ!!」
弐式からあふれ出た光は二機をまとめて貫いた
「お姉ちゃん、右っ」
「わかったわっ」
二人は2対2の状況を作り出し、協力して当たる
二機のケンプファーからのチェーンマインが二人に迫る
「これぐらいは…!? させませんっ」
ケンプファーの手がわずかに動いたのを見とめた栞はその腕をすばやく撃ちぬく
支えを失ったチェーンマインは大地に落ちた
残った左手でショットガンを構える一機に香里がミサイルを放つ
ショットガンがミサイルを迎撃してしまい、
ケンプファーの真直に爆風が起こる
「装備はよく考えなさいっ」
香里のロングライフルが続けて二機を撃ちぬく
「あゆさん、来ますよっ」
「うぐぅっ、了解っ」
先ほどの男のケンプファーと一機のケンプファー、そしてザク改が迫る
「ザクならこれでっ!…うぐぅっ!?」
あゆが放ったビームランチャーはぎりぎりのところでよけられた
『ザクだってガンダムに勝てるはずだっ!!』
「誰かは知らないけど…ボクは負けるわけにはいかないんだよっ」
ヒートホークを構えて突進してきたザクを避けると上空に舞い上がり背後に迫る
「うぐぅ…ザクはザクなんだよっ! 落ちてっ!!」
ガトリングガンでヒートホークを構えた右腕を、ランスで頭部を貫く
『そんなっ!?』
「君に構ってる時間はそんなにないんだよっ」
あゆは戦闘不能になったザクを無視してケンプファーに向かう
一方佐祐理は隊長機と思われる一体と戦っていた
「強いですね…これは…」
こちらに攻撃する暇を与えず、防御させてじわじわと接近してくる
『もらったっ! 何っ!?』
「もらいましたっ!」
放たれたチェーンマインはMk=Vのシールドを絡め取る
爆発させようとしていた敵パイロットが叫ぶが遅い、
ジャンプした佐祐理が落下ざまにサーベルを振るう
『ちっ、撤退するっ!』
状況を察すると撤退をした敵に佐祐理は戦慄していた
「あの判断力…怖いですね…」
「祐一っ、真琴が先に行くわっ!」
「任せたっ、ゼロ…高速起動モードっ!!」
一気に加速した二機はすばやく敵に迫る
「あぅー…右っ!」
MS形態に変形すると同時に一機に向けてビームカノンを放つ
木々をものともせずに敵に直撃する
「…次は…っ! 後ろっ!?」
真琴は自分の勘を信じて回避行動を取る
森の向こうから68センチカノンが真琴を襲った
「真琴っ、このっ、落ちろぉっ!!」
敵を目視するとフォトンライフルを連続で撃ちこむ
「止まってたら狙われるぞ…せいっ!」
飛行したまま、ゼロにプラズマブレードを構えさせ、舞い降りながら叩き斬る
「舞、名雪…頼んだぞ…」
俺はグレイファントムと砲撃戦を繰り広げる相手を見る
「川澄先輩っ、援護しますっ」
「お願い…」
名雪はその答えにうなずくとスコープを用意する
重要個所と思われる部分に次々とロックをしていった
「当てるよっ!」
オーバーハングキャノンが火を吹き、敵艦の翼に直撃する
「2発目だよっ、きゃあぁぁぁっっっ」
続いて2発目を撃とうとした名雪の機体がグフのヒートロッドに貫かれる
名雪を襲う衝撃
『女とて容赦はせんぞっ…むぅっ!?』
「川澄先輩っ!」
グフから伸びたロッドを切り裂いた舞が二人の間に入る
「この子はやらせないから…勝負っ!」
『来いっ!』
グフのパイロットもヒートサーベルを構えて迎え撃つ
「はっ、せいっ!」
舞の繰り出す刃をすんでのところで避けるグフ
だが舞はあせりもせずに冷静に攻撃を続ける
『こんなものか…若いな…』
つぶやいたグフの足に復活した名雪のライフルが突き刺さる
『何っ! しまったっ!』
「今だよっ!」
「油断大敵…はぁぁっ!!」
舞はすばやく踏み込み剣を振るうがとっさにバーニアを吹かしたグフをかするだけだった
『ここは撤退だな…ハモンっ、撤退するぞっ』
グフは上昇するとザンジバルに乗りこみ戦域を脱出した
「逃がした…次は…」
落ち込むことも無く、舞は静かにつぶやいた
「護衛艦隊の損害軽微、使徒のサンプルの分割も完了したようです」
MSデッキに戻った俺はキャニーの報告に首をかしげた
「分割? なんでだ?」
「さあ? なんでも水瀬少将がじきじきにネルフの許可を取ったとか
…ネルフに提示されたその目的は…どうしました?」
「…まさか…いや…秋子さんなら…」
聞く前から俺は戦慄に震えた
『材料はなんなんですか?』
『企業秘密です』
アレが何なのかはわからない…だが…
「秋子さんはサンプルをどうするって?」
「まってください…ありました…ジャムの材料、だそうです…」
どこかで『うぐぅっ!?』『あぅーっ』『わわっ』『えぅー』等の声が聞こえた気がした
俺の背中にも冷や汗がたれた
「…サンプルを抹消しよう…」
「そんなことをしたら裁判物ですよっ」
「知るかっ! 使徒ジャムを食べさせられるぐらいなら世界相手に喧嘩したほうがマシだっ!!」
半ば本気でゼロを動かそうとした俺の前に秋子さんが突然映る
「あっ、秋子さんっ!?」
『無事で何よりです…心配しましたよ?』
秋子さんの目には光る雫があった
「はい、ご心配をおかけしました」
俺は正気に戻ってそう言う
『良いですよ…相沢少尉、きちんと南アタリア島まで
弐号機とサンプルを運んでくださいね…これは命令です』
「…はい…」
にこやかに言い切る秋子さんに俺は涙しながら答えるしか出来なかった
続く
次回予告
弐号機と恐怖(笑)のサンプルを運ぶ祐一達
その前にサイバスターが再び現れる
同時に戦闘に入ったAB軍団
そのとき南アタリア島からの緊急通信が入る
「往人さんっ、行ってくださいっ!」
「祐一…わかった。頼んだっ!!」
単身南アタリア島へ向かう往人
往人の向かった先にあるものは?
次回カノン大戦α
〜再会と叫び〜
なお、往人パートはカノン大戦α外伝となります
後書き
ユウ「北川君の活躍、どうでしたか?(爆)」
北川「俺って…」
ユウ「何を言う。この作品では基本的に準主役級の活躍してるくせに」
北川「まあそうか…」
ユウ「威力じゃ最強に近いんだぞ?」
北川「そうなのか?」
ユウ「ああ、ラストまでしっかり活躍するぞ。がんばれ」
北川「よろしく頼んだ。じゃあこの辺で」
二人『でわでわ〜っ♪』